グローリーオブマージャン
藩国地図
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左図が領土、並びに周辺地図である。
中央を流れる河「地和(チーホウ)」が藩民の生活を支えている。 上流地点においては工業用水として、下流地点では農業用水として使用している。もちろん生活用水としても広く藩民に利用されている。
北東にそびえるのが霊山「天和(テンホウ)」であり、現在は休火山である。むしろグローリーオブマージャンの歴史上一度も噴火したことはない。 その理由は、神木「嶺上開花」(通称リンシャン)の存在が大きい。 この巨木は地中深くに根を張っており、藩国の陰陽師たちが神木を通じて理力を行使し、大規模な噴火活動が起きないようエネルギーの分散を行なっている。 麓では温泉が湧いており、観光地化すべく工事中である。というのは嘘で、もっぱら藩王の趣味に国家予算がつぎ込まれているという噂である。
北西部では肥沃な平野「緑一色(リューイーソウ)」を生かして稲作が行われている。 藩国の食糧事情を一手に引き受ける水田地帯であり、このことから分かるようにこの国の主食は米である。そしてこの米から酒が作られる。 酒造業を発展させたのが現藩王の最大の功績といわれている。 農作業に従事する大部分の藩民はこちらの村落に居している。
三方を山に囲まれた南東部では、藩国の政治中枢施設および炭鉱街が街を形成している。 藩国の政治中枢機能とはすなわち、陰陽師が出仕する政庁とサムライの統括機関から成っている。同時に、そういった者の宿泊施設が備えられている。 炭鉱街には周辺の山々で採掘に従事する者たちが居住しており、彼らを対象にした歓楽街も形成されている。
まあほとんどが、雀壮であるが。
さらに街の中心部から離れると廃墟が広がっており、ジャンキーどもの巣窟になっている。
以上がグローリーオブマージャンの地勢である。

特産物は香り豊かな米酒に一流雀士ぐらいである、典型的な田舎藩国である。

次に簡単に歴史について述べる。 グローリーオブマージャンの始祖は商人であり、その昔、借金まみれの没落貴族から借金の肩代わりに爵位と土地をふんだくったのが始まりである。
その原因のほとんどが麻雀による借金であったが。
どんなレートやねん。
大部分の藩民からは無能な藩王が去り、流血惨事も発生しなかったため始祖の爵位就任は歓迎された。
と同時に荒廃しかけていた国土を私財を投げ打って回復させ、多くの初代がそうであるように英雄であった。
この国で麻雀が特別視され、国民行事なのはこういった曰くがあるからである。 初代藩王の命日には全国大会も開かれ、神聖な競技として扱われる。
決して現藩王の趣味だからという理由だけではないのである。決して。
そして現藩王国士無双は第十三代にあたり、これから先の歴史は今まさに紡いでいる最中である。

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