グローリーオブマージャン
アイドレス
サムライ<東国人+剣士+剣士>
名称:剣士
要点:剣・鎧
周辺環境:訓練場
評価:体格+2・筋力+2・耐久力+2・外見−2・敏捷0・器用−1・感覚+1・知識−2・幸運0
特殊:白兵戦行為・0m戦闘修正+2・〜5m戦闘修正+1・防御修正+2
→次のアイドレス:大剣士、騎士、拳法家

 

技:【乾坤一擲】:耐久力+1
この国のサムライは己の運命・誇りをかけて勝負に挑むとき、常日頃に培われた精身の強靭さを発揮する。
それは毎日の禅、型練習、麻雀により養われる。
この国において、麻雀が単なるゲームに終わらない一端を示す例である。

設定文(by D・T)
グローリーオブマージャンには、「サムライ」と呼ばれる者たちがいる。
「サムライ」とは体を鍛え、心を磨き、技を編む者たちである。
彼らの戦術は、先手必勝、一撃必殺を第一に置く。最小の動きで、最低限の打ち込みで、最大限の殺戮を量産するのである。
彼らの訓練は、胸当てのみの、軽装で行われる。重装するのは、式典、儀式などの公の場、そして戦場である。
軽装のみの訓練は、技の型(カタ)を確認するためである。型とはサムライの技の基本である。 型には、技の理念が詰まっている。刀の振り方、身のこなし方、戦場での立ち振る舞いが凝縮されている。
「サムライ」とは、戦闘技術に秀でた特権階級である。
サムライには、三つの隊が存在する。一つの隊には、一から九の数字が当てはめられた、九人のサムライが存在する。
すなわち、「サムライ」になれるのは、選ばれた27人までである。
まず、攻撃に特化した「萬子(マンズ)隊」がある。
彼ら九人の一斉攻撃、集団殺法は、まさに殺意の奔流である。その攻撃は「九連宝燈」と呼ばれ、目標は真っ赤に染まる。 「萬子隊」を指して「九連宝燈」と呼ぶこともある。
次に、守りの術に長けた「筒子(ピンズ)隊」がある。
防衛する目標(通常は無双王)の八方を一人ずつ守り、最後の一人は目標の傍らにて最後の防波堤となる。
最後に、諜報と索敵を担当する「索子(ソウズ)隊」である。
彼らの最も重要な任務は、生き残ることである。さらに言えば、生き残り、収集した情報を持ち帰ることである。
生き残るために、彼らは最後まで諦めない。河の底にもぐってでも生き延び、帰還する。
川の底にもぐる、というのは、グローリーオブマージャンでの常套句で、諦めないことを指す。

サムライの、一日のスケジュールは以下の通り。
サムライの朝は早い。彼らは夜明けとともに目を覚まし、鍛錬を始める。
禅(ゼン)と呼ばれる精神集中を行い、何事にも揺るがない、強靭な精神力を培う。強い心は、戦場での冷静さを与えてくれるからだ。
二時間の禅を終えた彼らは、訓練所に赴き、鍛錬着に着替え、胸当てをつける。訓練所で型を確認し、演舞を行う。
演舞には真剣を用い、訓練と侮れば傷を負う。
昼頃までみっちり鍛錬を行い、昼食を取る。
午後からは、それぞれの隊で集まり、連携の確認をする。
萬子隊は「九連宝燈」を磨き、筒子隊は防衛の陣形を確認し、索子隊は書物を紐解く。
夕食を終え、かれらは訓練所に集まり、ジャラジャラと牌を鳴らす。朝の早い彼らは、日付が変わるまでに麻雀をやめる。
そして、眠りにつく。

All Illustrated by レッド
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